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食通が注目するという藤沢産の絶品豚肉「みやじ豚」について教えて!

ココがキニナル!

藤沢市の「みやじ豚」が気になります。最近、東京の食通の方々にも注目されているようです。どのように育てられているのか、どこに行けば食べられるのか取材して下さい。(ときさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「みやじ豚」の美味しさの秘密は、徹底して豚にストレスを与えないようにする飼育方法にある。飲食店は、横浜市内の「驛の食卓」がオススメ

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ライター:河野 哲弥

客の顔が見えない農業からの脱却

「こんなにうまい豚、どこに行けば買えるの?」
宮治さんは大学時代、実家に友人を招いてバーベキューをしていたとき、こんな質問をされたそうだ。しかし、それに答えられなかったという。
なぜなら、当時の生産者は作るところまでしかタッチしておらず、流通を他人に任せていたからだ。
 


現在、月1回行われるバーベキューの様子


「メーカーは、消費者の声を聞くことなく、一方的に生産を続けていないだろうか。それと同時に、メーカーの想いやこだわりは、どこまで届いているのだろう」

このような疑問を感じた瞬間、既存の流通が抱えるさまざまなジレンマが見えだしてきた。
例えば、スーパーなどで並べられているトマトは、多くの農家が生産したものを一緒くたに扱って「トマト」としている。そこにあるのは、生産者と消費者のつながりを断つシステムであり、もはやそれが「当たり前」とさえ思っている。
 


ブタの置物が数多く並ぶ、宮治家の点景


「日本の流通システムは、全量を買い上げてもらえるし、全国津々浦々で農産物が安価で購入できるようになっています。このことは非常に素晴らしいことだと思います。ただ、一緒くたにされて食べてくださった方から評価されないこと、そのため努力をしなくなってしまうことへの危機感が、僕にはあったんです」

実家を継ぐに際して、魅力的に思えるストーリーを作ろう、そしてそれを直接消費者へ届けよう。「農家の子どもが、『うちは農業やっているんだ! 将来の夢は親父の後を継ぐことなんだ!』と、胸を張って言えるようにしたい」。こうした使命感が、宮治さんの原動力になった。
 


「豚肉」ではなく、「みやじ豚」が誕生した瞬間


そうなると、ネックとして考えられるのは流通経路である。そこで同社は、一部の例外を除き、バーベキューを開催することで認知度を高め、インターネットでの直接販売に絞り込んだ。
「とりあえず、やってみるしかなかったですね。おいしい豚肉を五感で味わっていただければ、必ず分かってもらえると信じていました」と、宮治さんは話す。
 


子ブタと会話しながら育てる様子を打ち出した、同社のパンフレット


このような取り組みが話題となり、マスコミ各社に取り上げられるようになった同社。今では、月にして約100頭の「みやじ豚」を生産し、精肉のほか無添加ソーセージやポークジャーキーなどの加工品も販売している。



ブタもすごいが、人もすごい

では、インターネット通販以外では、どこに行けば食べられるのだろうか。一番確実なのは、同社が主催するバーベキューに参加すること。なぜなら、飲食店の場合、閉店やメニューから外れてしまう可能性が常に考えられるからだ。

そこで、編集部がオススメしたいのは、横浜市中区にある「驛(うまや)の食卓」。同店は横浜ビールが直接運営するレストラン。
代表取締役の太田さんは、神奈川県を愛し、地産地消を積極的に推進する情熱家。「みやじ豚」へも訪れたことがあり、「ブタが楽しそう」と、太鼓判を押したそうだ。
 


ということで、実食をしてみることに


そんな同店では、季節ごとにメニューの一部を入れ替え、常に「旬の味」を提供している。「みやじ豚」を使った料理は常に2~3種類ほど用意しているとのことで、この日は人気メニューの「鉄板ハンバーグ(800円)」にチャレンジしてみた。
 


鉄板をじゅうじゅういわせながら運ばれてきた、ハンバーグさま


なお、ソースは月替わりとなっていて、今回はしょうゆをベースとした和風テイストだった。もちろん、ソースの原材料や野菜類などは、神奈川県産のものを使用。鉄板の上には、地産地消の香りが漂う。

一方のハンバーグ。イメージは男性的だが、イザ肉をかみしめてみると、その繊細な火の通し加減と柔らかさに驚く。店長の大月さんは、「脂の上質さが最大の魅力。そのおいしさは冷めると半減してしまうので、鉄板を使っています」と話す。
 


箸を入れると、肉汁と一緒に半熟卵がトローっ


「生産者のみなさんが一生懸命頑張っているのに、提供する側がそれを生かせなければ、意味がありませんよね。私も『みやじ豚』さんへ伺ったことがあるのですが、あのストーリーをどう料理で表現するか、悩みに悩んだ末の自信作です」と続ける。

このように、多くの人をとりこにする「みやじ豚」。その理由は、おいしさだけではなく、生き様ともいえるポリシーが詰まっているからだろう。一口かみしめれば、そのエキスが味わえるかもしれない。ぜひ、宮治ストーリーを堪能してほしい。


―終わり―



株式会社みやじ豚
URL/http://www.miyajibuta.com/

驛の食卓
所在地/横浜市中区住吉町6-68-1
電話/045-641-9901
営業時間/11:30~23:00(月~土)、11:30~21:00(日・祝)
URL/http://www.umaya.com/
 

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  • 先日 みやじ豚BBQへうかがいました バラ肉とロース肉をいただいたのですが・・・私は バラ肉のあの脂 がどうも苦手だったのですがみやじ豚は脂まで軽く優しくとても美味しかったです 当日現地で購入も出来たのでバラ&ロースのセットを買いグリルでいただきました 塩だけの味付けが本当に美味しい みなさんに知って欲しいです♫

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