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都市の中で「里山と関わる暮らし」を提案し活動するNPO法人よこはま里山研究所NORAのメンバーが主催する野菜市でした!

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ライター:吉田 けんたろう

人と自然が関わる「里山」を見直すNORAの活動



それではNORAとは、どんな活動をしているNPO法人なのか。
理事長である松村正治さんに話を聞いた。

NORAの活動理念とは?
都市化が進む現代の生活地域には、かつて人々の身近な自然であった里山が失われつつあります。NORAは横浜という都市に生活する側の視点から、暮らしと里山の距離を近づけることで自然や環境との繋がりを感じられる機会を取り戻し、暮らしを豊かにすることを目指すNPOです。
 


恵泉女学園大学教員でもある松村さん


―具体的な活動を教えてください。
里山を伝統的な農村の暮らしを支えてきた自然と捉え、農村の暮らしである「ムラ」をベースに、「ノラ」や「ヤマ」での仕事、「イキモノ」を育み、「ハレ」の日を大切にするということ全体を里山と捉え、それぞれの分野で参加型プロジェクトを提案しています。
 


里山の暮らしのイメージ図


例えば、里山の入口となる「ムラ」であれば、野菜市や地場野菜の食事会、田んぼや畑などに関わる「ノラ」であれば農業体験や野良仕事をするプロフジェクトなどを行っています。
 


保土ヶ谷区西谷の畑で行う農業体験は「ノラ」のプロジェクト<第1土曜>
 

森と関わる暮らしを探る「ヤマ」のプロジェクト<第2・4日曜>


―興味を持った人がプロジェクトに参加するにはどうすれば良いですか?
基本的にNORAの活動は会員の方によって支えられています。現在、会員数は約100名。拠点となる「はまどま」では毎月さまざまなイベントも行っているので、まずは各地で開催する野菜市を訪れてみたり、ボランティアスタッフとしてイベントに参加してみたり、雰囲気を知るのが良いかもしれません。



里山の入口である「ムラ」の食事会に参加



NORAでは毎月、三好さんが販売する神奈川県産の野菜を用いて、会費制の試食会を開催している。基本的にはNORA会員と会員紹介の方が参加対象となるが、少しでもその雰囲気を伝えることが出来ればとお願いしたところ、今回特別にはまれぽも参加させてもらえることに。
 


野菜市会場と同じビルにある「はまどま」で開催


2011年7月で通算56回目となるこの食事会。毎回10種前後の料理が食膳を彩るという。
この日は、トマトやトウモロコシ、カボチャ、空芯菜などが主役となった。

どの皿もシンプルな調理法ながら、野菜のうまみをストレートに感じられる。
まさに土の恵みを味わっているよう。

この日のレシピは
・厚揚げとインゲンの焼き餃子
・トマトとジャガイモと玉ネギと油揚げの塩煮
・トマトと玉ネギとローズマリーと塩麹のブルスケッタ
・厚揚げとキュウリとトウモロコシのゴマ酢味噌和え
・トマトと豆腐のラー油ポン酢
・カボチャ蒸し
・茹でトウモロコシ、茹でインゲン
・トマトスープ
…etc
 


個人的には空芯菜がとてもおいしかった
 

おにぎりのお米も神奈川県産
 

最終的には、はまふぅどコンシェルジュやミュージシャンまでさまざまな顔ぶれが揃った


20人ほど揃った19時過ぎから試食会はスタート。

初参加の方が自己紹介したり、野菜に関する話があったりと、終始和やかに会は進行した。
みなさん農業や自然に対する意識は高いものの、堅苦しい感じでは決してない。

笑いが絶えない会食となった。作りすぎた料理は各自お土産として持ち帰り、食事会はお開きに。



取材を終えて



横浜市に限らず、都市化が進むエリアでは里山を感じる暮らしが希薄になっているのは確か。
野や山といった昔なら当たり前だった自然は、現代の生活では身近に感じることが難しいのが現状だ。

しかしながら、ここ数年で市内には直売所が増え、地産池消という言葉も定着している。都市部から発信するNORAの提案は、豊かな自然を気軽に感じることが難しい現代の都市生活における、新しい里山のカタチのひとつになるだろう。

NORAの参加型プロジェクトなどの詳細な情報は、オフィシャルHPで随時告知しているので、興味がある方はぜひ野菜市やイベントに足を運んでほしい。



■NPO法人よこはま里山研究所NORA
http://nora-yokohama.org/

「NORA野菜市」 毎週火曜開催
横浜市南区宿町2-40大和ビル(ダイワビル)中庭駐車場

「はまどま」
横浜市南区宿町2-40 大和ビル119


― 終わり ―
 

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