伝説のジャンボパフェ「アンビリーバブル」なき今、横浜市内にジャンボパフェは存在するのか!?
 ココがキニナル!
ココがキニナル!
横浜市内でジャンボパフェがあるお店を調べて欲しいです。その中でも一番大きいパフェを実食してきてください!(はまれぽ初心者さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
高さ50cmのパフェを提供する「ル・カフェオークラ」と、アイスペールで作る「アイスペールパフェ」を提供する「イの一番屋」の2店舗をご紹介!
ライター:千葉 こころ
	バレンタインの余韻で、記録的な積雪をも溶かしそうなアマ~い雰囲気が漂う横浜駅。そんな中、一人重たい足取りでホームに降り立つライター・千葉。なにも、一人ぼっちだから足が重たいわけではない。
	
	「苦手なものってなに?」
	
	全ての始まりは、編集長・吉田からかかってきた電話でのこの一言であった。
	
	苦手なもの? 虫、トマト、甘いもの・・・。
	「それだ! ジャンボパフェでも食べて甘いもの嫌いを克服しよう!」
	
	ジャンボパフェなら以前に総重量6kgのパフェを取材しているではないか。もう十分だろうと思ったが、「あのお店、閉店しちゃったんだよ。」 
	 
	
	残念ながら、「アンビリーバブル」を提供していた「キャッツカフェ」は閉店してしまった
	
	次なるジャンボパフェを探す、その意図は理解した。しかし、特に克服したいとも思っていないのだが・・・。
	しかもパフェなんて36年の人生でも片手で数えられるほどしか口にしたことがない。通常サイズのパフェでさえ食べきれないのに、ジャンボパフェを完食しろとは拷問以外のなにものでもない。
	
	しかし、やはり人の話を聞かない吉田。すぐに提供店舗を探すようにとだけ言い残し、電話は切れた。
	
	仕方なく、横浜市内でジャンボパフェを提供している店舗(チェーン展開している居酒屋やカラオケ店は対象外)をインターネットで検索し問い合わせてみたが、一昔前にはやったフードファイトも下火となり、震災後の食を大切にする動きもあいまってか、以前はジャンボパフェを提供していた店舗でも今は取り扱っていないところがほとんどだった。
	
	そんな中、横浜駅構内で話題となっているジャンボパフェがあるとの情報をキャッチ。
	 
	
	
	高さ50㎝の迫力!
	
	憂鬱な気分のまま重たい足を運んだ先は、横浜駅西口にある相鉄ジョイナスの地下1階。
	グラタンやパスタなどを提供するフレンチイタリアン&カフェの店「ル・カフェオークラ」だ。
	 
	
	西口側の入り口から入ると目の前に!
	
	以前はサラダバースタイルの「オークラキャロット・ジョイナス店」として営業していたが、15年前の1999(平成11)年に改装し、現在のスタイルに変貌を遂げた。
	 
	
	店長の大倉さん
	
	当時はコーヒーゼリー味や季節の物を盛り込んだ味などパフェだけで10種類もあり、どれもかなりの大きさだったそうだ。しかし、よりインパクトを出したいと思い、3年ほど前にその中でも人気があった上位5種に絞ってさらに高さを増し、「一人で食べきれる最大サイズ」というコンセプトで現在の高さ50cmというジャンボパフェが完成した。
	 
	
	ショーウインドでもひときわ目を引く存在感
	
	「京抹茶ジェラートと北海道産あずきのあんみつパフェ(980円)」はご年配の方に人気があるそうだが、世代を問わず人気があるのは「バナナ&チョコブラウニーのショコラパフェ(980円)」。 ならばその一番人気のパフェをいただいてみよう。
	 
	
	確かにデカい
	 
	
	そして、重い
	
	メジャーで測ってみるとジャスト50㎝! 持参した計量器で重さを量ると780グラムもあった! 
	 
	
	
	 未体験ワールド
	
	それにしても、上部でモシャモシャしているからまった釣り糸のような物体はいったいなんなんだ? 飾り? 食べ物?
	店長の大倉さんに伺ってみたところ、「シュクル・フィレ」という飴細工だということが判明。
	「シュクル・フィレ」とは溶かした砂糖をすばやく動かしながら作る糸のように細い飴のこと。
	
	口にふくむとあっという間に溶けてなくなり、砂糖の甘さが口の中で広がる。 昔縁日で食べたわた飴を思い出した。
	 
	
	しかし、口に入るまでが大変なのだ
	
	食べにくい形状に苦戦しながらもなんとかシュクル・フィレを食べ終えると、次に待ち構えていたのはアーモンドとチョコレートソースのかかった生クリーム。うぅぅ、苦手な生クリーム・・・意を決して口に押し込む。
	
	・・・おや?
	なんだかふわふわしている。今までに食べたことのある生クリームとは舌触りがあきらかに違う。
	なんとこの生クリーム、エスプーマという機械でアセチレンガスを注入して2倍ほどに膨らませているのだそう。そのため通常の生クリームよりふんわりとした触感に仕上がっているのだ。
	 
	
	ふわふわ軽い生クリーム。甘さも控えめ
	
	思いのほか食べやすかった生クリームは順調に食べ進み、1本の半量を使用したバナナ、2本のチョコブラウニーを制覇。その下に見えてきたのはチョコとバニラのアイスクリーム。
	甘いとはいえ、冷たいし溶けていくしこれなら余裕そうだ♪と調子よくスプーンを進めていたライター・千葉。
	しかし・・・
	 
	
	突然動きが止まる
	
	アイスが胃にずっしりとのしかかり、チョコの甘さが口の中にまとわりつく。
	 
	
	コーヒーで口内の甘さをリセット
	
	コーヒー、アイス、またコーヒーを繰り返しながら食べ進むが、怒涛のアイス攻撃はその攻撃の手を緩めることはない。
	食べても食べても、またアイスが現れるのである・・・。
	
	完食をあきらめかけた時、溶けたアイスの隙間からコーンフレークが顔をだした。
	そうだ! コーンフレークとアイスを混ぜて食べれば少しは味が変えられるかも!!
	わずかな気力を取り戻し、ザクザクと音を立てながらアイスを絡めて口に運ぶ。あと少し、もう少しだ!
	
	涙目になりながらも底にたまった最後のチョコレートソースを胃に流し込み、ギリギリのところでなんとか完食。
	 
	
	顔は引きつりながらも、勝利を実感
	
	空になったグラスの重さを量ると420グラム。実食前の重さからグラスの重さを引くと、内容量は360グラムということになる。
	
	「一人で食べられる最大サイズ」というコンセプトよろしく、高校生から80代くらいまでの幅広い年齢層のほとんどの方が完食するというから驚き。
	しかもその9割が女性客だという。やはり多くの女子は甘いものが大好きなのだ。
	
	食事もパフェも楽しみたいという方には、ハーフサイズのパフェ(780円)もある。
	ハーフサイズといっても、アイスの量が半分になるだけで、アイス以外はジャンボパフェと同量だというから、そこそこの量はある。
	「甘いものは別腹」なのか・・・。
	 
	
	落ち着いた雰囲気の店内
	
	スイーツ男子も増えつつある昨今、男性一人での来店も大歓迎だという。ほどよく仕切られた同店なら周囲の目も気にせずにパフェを堪能できる。
	シュクル・フィレとふわふわ生クリームを是非ともその舌で味わってみてほしい!
	
	
	
	 






