10月1日・2日に開催!野毛大道芸 2011オータム フェスティバルの見どころは?
ココがキニナル!
10月1日・2日の両日開催される「野毛大道芸 2011オータム フェスティバル」の楽しみ方を教えてください。
はまれぽ調査結果!
日本の大道芸の発祥地、元祖ならではのイベントです。多種多彩なパーフォーマンスはもちろん、食べ歩きも満喫できます。
ライター:河野 哲弥
	今年で四半世紀、合計30組のアーティストによる夢の共演
	
	10月1日(土)から2日(日)にかけて、中区にある「野毛本通り」を中心に「野毛大道芸 2011オータム フェスティバル」が開催されます。
	
	開催時間は各日11時から16時まで(小雨決行)。出演者は30組を予定。
	来場者は2日間で合計25万人を見込むそうです。
	
	そんな野毛最大級のイベントの楽しみ方を、野毛大道芸実行委員会にうかがってきました。
	 
	
	
	開催3日前の実行委員の皆さん
	
	今回お話を聞けたのは、実行委員会の一人である苅部さん。
	
	普段は野毛坂の近くで書店を営んでいらっしゃいます。
	取材当日も20時までお店を営業していたそうです。
	
	こうした昼間は別の本業を持つボランティアが集まって、大道芸の打ち合わせを重ねていくのだとか。
	 
	
	
	「お祭りだからいいよネ」とおどける苅部さん
	
	そんな大道芸、まずは見どころから伺ってみることにしましょう。
	
	
	
	笑いあり、驚きありの、多彩なパフォーマンス
	
	大道芸というと、一般的にはジャグリングやマジックなどを想像してしまいますが、どうやらそれだけではないようです。
	
	軽妙な時事コントで会場を爆笑の渦に巻き込むのは、「ダメじゃん小出」さん。拍手や笑いの度合いを表す「拍手メーター」が持ち味。トークの内容もタイムリーで、その日の出来事すら笑いに転化してしまいます。
	
	固定したステージを使わない回遊系といわれるパフォーマンスを見せるのは、「Shiva」、「Mr.Golden」、「スペック」などの皆さん。長い足でウォーキングする姿や、真っ白に燃え尽きたサラリーマン姿を会場で見かけたら、これも演目の一つです。
	
	他にも、飴細工やバルーンアート、アクロバットに紙芝居まで見どころは豊富にあります。
	なお、芸人の皆さんは「投げ銭」が命。楽しませてもらったら、それなりのお礼を心がけるようにしましょう。
	 
	
	
	今年で芸歴10年という「カナ」さん (画像提供: 野毛大道芸実行委員会)
	
	また、野毛の飲食店が大道芸のために用意したグルメもお楽しみのポイント。
	
	屋台のような形で提供しているので、気軽に食べ歩きをすることができます。
	中にはライブイベントを行うお店もあるそうです。
	
	
	
	春の大道芸とオータムフェスティバルは何が違うの?
	
	今回のイベントには、「野毛大道芸 2011オータム フェスティバル」という名前がついています。
	春に行われる大道芸とは何が違うのでしょう。
	 
	
	
	実行委員会の打ち合わせ室に貼られたポスター
	
	刈部さんによれば、両者に明確な違いはないのだとか。
	1986年にはじまった当時も春と秋の2回開催していたそうです。
	
	ところが1995年を境に、開催を年一回に絞る替わりにエリアを広げてみたり、逆に「夏の陣」なども加え年三回開催してみたり、しばらく試行錯誤の年が続いたのだとか。
	
	2006年から、野毛大道芸とは別にヨコハマ大道芸が行われるようになったのは、このときの事情が関係しています。
	
	しかし、本来の目的は「野毛に人を呼ぶこと」にあったはずです。
	このため今では、野毛を中心とした当時の年2回開催に戻る形で進められています。
	
	こうした試行錯誤が実り、本年度は、第6回日本イベント大賞(日本イベント産業振興会)、第5回横浜・人・まち・デザイン賞(横浜市)を受賞。はじまって四半世紀の歴史を飾るにふさわしいトピックスとなりました。
	 
	
	
	第5回横浜・人・まち・デザイン賞の賞状と記念品など
	
	
	
	 




